H2SO4 無色無臭の強酸性の物質。粘りけがある不揮発性の液体。 通常は水溶液を指し、濃度によって希硫酸や濃硫酸と呼ばれる。 強い酸化力を持ち、熱すれば金と白金以外のほとんどの金属を溶かす。 強い脱水作用を持ち、化合物中から水素と酸素を2:1の割合で奪う。 工業的には接触法が用いられる。酸化バナジウムなどの触媒を用いて、二酸化硫黄を酸化して三酸化硫黄とし、水に吸収させて作る。
こんにちは、みやまです。 前回、Mekanismの事前準備を色々進めましたので、いよいよ化学物質を扱う工程を進めていこうと思います。 shiroiseijin.hatenablog.jp 塩化水素(HCl)を作ってみる 塩水(NaCl)を作る 抵抗型発熱器で効率アップ 塩水の電気分解 水の電気分解 化学混成機で塩化水素を作る 違う化学物質が入ってしまったとき 硫酸を作ってみる ①化学酸化機で二酸化硫黄を作る ②化学混成機で三酸化硫黄を作る ③化学混成機で硫酸を作る 塩化水素(HCl)を作ってみる ATMスターに必要になるかは分からないのですが、機械の使い方に慣れるためにもまずはクエストラインに…
2024/05/20 20時過ぎ、「ウェザーニュース LiVE ムーン」を見ておりましたら、「どうして風が吹くのか知ってる?」との問いかけがありました。23時から気象予報士のYさんが教えてくれるそうです(このブログは21日にアップ予定ですぅ)。気象現象の説明はご専門の方にお任せするとして、元・水の分析屋さんとしては、何らかの物理量の差があれば、エネルギーを取り出せる、風が吹けばエネルギーが得られる、と考えております。 一般に、A地点とB地点で何らかの物理量に差があれば、その差を利用してエネルギーを取り出すことができるはずなのです。 物体が高いところから落っこちれば、重力加速度のおかげで運動エネ…
タイの保健および環境当局は2024年4月4日、ラオスのルアンパバーンでトラックが横転し、硫酸が川に流れ込んだ後、ルーイ県チェンカーン地区のクットクー急流におけるメコン川の水サンプルを採取して検査しました。 ラオス当局は、事故現場近くの川沿いに住むラオス人に対して、川で泳いだり、川から魚を捕まえたりしないよう警告する発表を行いました。 タイ側の国境では、ルーイ県副知事が、川沿いで食品を販売する人々や業者の安全を確保するため、川の水を検査するよう保健および環境当局に指示しました。 トラックは約30トンの硫酸を運搬しており、事故に遭遇し横転した際に漏れ出しました。川で多くの死んだ魚が見つかっています…
長い間使い道の少なかった発煙硫酸は,合成染料の登場により一気に品薄になりました. さらなる染料産業の発展のためには発煙硫酸の価格を安くする必要があります.そうして誕生したのが接触法です. アリザリン今回は染料産業の事情を通じて,接触法誕生の経緯としくみを見てみましょう.
18世紀,鉛室法の登場によって硫酸が大量に製造されるようになり,漂白など様々な用途に使われました. 鉛室法とはどんな方法なのでしょうか? 鉛室法19世紀の化学工業を語る上で外せない,鉛室法のしくみと歴史を見てみましょう.
硫酸をはじめとした酸は,錬金術において重要な役割をはたしてきました. その工業的製法も,はじめは錬金術で使われた手法から発展したものです. 《賢者の石を探す錬金術師》ジョセフ・ライト,1771年,油彩硫酸の製造方法の歴史について,まずは錬金術から見ていきましょう.
2022年8月15日夜間から16日朝にかけて、日本ケイカル株式会社の浜松市北区の事業所から、最大で1900リットルの濃硫酸が流出していたことが明らかになりました。浜松市や同社によると、建材の製造過程で発生したアルカリ性の液体を中和するための濃硫酸が、損傷した配管から漏れ出ていたということです。市の調査によると、濃硫酸は事業所の土壌に浸透し、一部は水路に流出したものの、それ以外には確認されていません。濃硫酸は皮膚に触れると重度のやけどを起こしたり、目に入ると失明の恐れもあるため、周辺住人には注意を呼び掛けています。なお、これまでに社員や周辺住民への健康被害は確認されていません。
担当の化学工場の反応工程以外の工程で、意図せず精製に使用されるポリエステルの生地が工程液により引き裂かれる事が起きた。 生地の状態を見ると機械的ではなく化学的な要因で裂けている事が分かった。工程液では水酸化ナトリウム水溶液や硫酸を含んだカルボン酸があり、このどちらかが原因となる。この仮説を確認する為実際に両方の液(水酸化ナトリウム水溶液&希硫酸)を用意し、液中にポリエステル生地を浸漬させかつ一定温度で加熱し、生地状態を確認した(実際のテスト写真等の具体的な情報は都合上開示出来ない)。テストの結果、ポリエステル生地は水酸化ナトリウム水溶液内で一定温度をかけると完全に溶解した(跡形なし)。硫酸では…
私たちの国は、少子化という先進国病にかかって久しいですが、人口比で高齢者比率が多い事は、介護問題だけでなく、日本がこの先も世界で主要な位置を占めるために、新しい制度法制や政治を柔軟に積極的にカイゼンできるかにかかっています。 高齢者世代の旧制度依存の習慣や常識が強い今、少ない若い世代でどのように新制度を作り上げていくか、若い世代ほどその反対勢力を監視し、影響力を少しでも弱めるために、行動しなければならなくなっています。 一見困難なように思えるかもしれませんが、ウェブネイティブと言う優位性での、ネットワークでのコミュニティは、既存世代との優位性に繋がります、ネットでの情報共有と、定期的なミーティ…
自作古典インクの新処方について、これまでに「ペンには優しいが、裏抜けはしやすい」、 pgary.hatenablog.com「酸化による変色が遅い」という記事を書きましたが、 pgary.hatenablog.com残念ながら耐水性も低いようです。 5月8日に筆記しているのは、「自作古典ブルーブラックの新処方は酸化による変色が遅くなったかもしれない - 趣味と物欲」で使ったのと同じもので、本日で筆記後6日経っています。下段が今日書いたばかりのものです。 鉛筆で印を付けているところから右側の部分を流水にさらしました。旧処方のものは、6日経ったものも、書いた直後も、没食子酸鉄による黒い筆記線が残っ…