弁理士でも、弁護士でも、知的財産権に関する裁判例を学習する人が多い。 しかし、そんな裁判例を後追い的にインプットしても、今後の実務において何の役にも立たないと断言できる。 その裁判例は、その事件でしか通用しないものなのだ。 訴訟に強くなるには、自身が訴訟を経験するしかない。 教科書に掲載されているケーススタディを習得することに意味がなければ、知識としてインプットしても消化しきれず使用できない。 自身が当事者又は代理人・補佐人として、敗訴を免れるために死ぬほど考え、訴状、答弁書又は準備書面を何度も訂正して繰り返し起案すること。 これに尽きる。 毎日、訴訟の行方のプレッシャーを感じながら、自身の主…