自分が子供の時代には、例えば漫画家の先生の住所などは雑誌等に堂々と掲載されていた。任意の団体(例えば○○大学○○クラブOB会)の名簿も、冊子(以下「紙面」と称する)の形式で個々人に配布されていた。 (中略) この個人情報保護法の施行により、例えば上記の任意の団体の紙面による名簿が無くなり、代わりにデータベース化されて個人情報の管理が管理者の手に委ねられ、最後には個人のデータが重要機密情報として、クラウドにより一元的に管理されるに至った。(中略) 個人は、他の個人の情報に一層アクセスしにくくなり、一人一人の「孤独感」が増大して行った。一方で、ハッカー等により、個人のデータ(重要機密情報)は、とき…