魏の信陵君・無忌は七代目安釐王の腹違いの弟である。身分を問わず人を大切にしたので人望があり食客の数も三千を数えた。 魏には頭痛の種が一つあった。 それは魏の宰相・魏斉が范雎が斉と通じていると勘違いし拷問の末便所に放り込んで辱めたことである。 その後范雎は秦に脱出し秦の宰相にのし上がりその恨みを晴らさんと機会を狙っていた。 だが十数年、秦は魏に手を出さなかった。聡明な信陵君がいるのでうかつに手が出せなかったのである。 魏王が信陵君と碁を打っていると「北の国境から次々と狼煙が上がっておりまする。趙の来襲と思われまする」という報が入る。 左側信陵君、かっこいい。 wwwwはたして・・・通報は誤報で趙…