新装版 奇貨居くべし(五) 天命篇【電子書籍】[ 宮城谷昌光 ]価格: 902 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 呂不韋は趙の都の邯鄲で、大路に突然黄金の気が立ったのを見る。そこには秦の公子で人質になっている異人という人がいた。呂不韋は異人をみて「奇貨居くべし」と直感、一世一代の「投機」と見て、本拠を邯鄲に移す。異人の父、太子の安国君は嫡子を定めていないのを幸いに、呂不韋は異人の名を高め、覚えめでたいように仕組んで秦の都に乗り込む。 太子の正妻ながら子がいない華陽夫人が嫡子を決める鍵だが、この華陽夫人は呂不韋が以前楚で逢った南芷だった。南芷は呂不韋の説得を受けて異人を安国君の嫡子と定め、異人は…