(前259-前210) 中国、秦の第一世皇帝(在位 (前221-前210))。第三一代秦王。名は政。紀元前221年戦国の六国を滅ぼし、初めて中国全土を統一、自ら皇帝と称した。郡県制を施行して中央集権化を図り、焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)による思想統制、度量衡・文字・貨幣の統一、万里の長城の増築などを行なった。 三省堂提供「大辞林 第二版」より
彼の出自は、呂不韋の妻を秦の皇太子が所望し、献上したが、その時には政を身ごもっていた、という説もある。(貝塚茂樹「史記」(中公新書)より)
張良宮城谷昌光(みやぎたにまさみつ)中央公論新社2024年12月10日 新聞の広告でみかけた。ちょっと気になったので、図書館で借りて読んでみた。予約してから、数か月がかかった気がする。読売新聞の連載小説だったらしい。 内容紹介には、”秦に祖国・韓を滅ぼされた張良は、秦への復讐と韓の復興を誓う。多くの食客を使って素早く情報を集め、劉邦に軍略を授けてその覇業を助けた張良の鮮烈な生涯を描く。”とある。 著者の宮城谷さんは、 1945年 愛知県蒲郡市生まれ。 早稲田大学文学部卒業。 出版社勤務の傍ら立原正秋に師事し、創作を始める。91年(平成3年)『 天空の舟』で新田次郎文学賞、『 夏姫春秋』 で直木…
始皇帝の生涯 幼少期と背景 始皇帝(嬴政)は紀元前259年、趙の邯鄲で生まれました。父の子楚(後の荘襄王)は秦の王族でしたが、趙に人質として送られていました。このため、嬴政は幼少期を敵国で過ごすという複雑な環境で育ちました。彼の出生には謎が多く、一部の記録では、彼の父親が商人の呂不韋である可能性が示唆されていますが、これは後世の憶測とも言われています。 中国統一への道 嬴政が13歳で秦王に即位した後、彼は宰相の李斯や将軍の王翦らの助けを借りて、戦国時代の七国を次々と征服しました。紀元前221年、最後の敵である斉を滅ぼし、中国を統一しました。このとき、彼は「皇帝」という新しい称号を採用し、自らを…
一条真也です。たった一字に深い意味を秘めている文字は、世界でも漢字だけです。そこには、人のこころを豊かにする言霊が宿っています。その意味を知れば、さらに、こころは豊かになるでしょう。今回の「こころの一字」は、「法」です。 企業の相次ぐ不祥事で、法律遵守の重要性が叫ばれ、「コンプライアンス」が時代のキーワードになっています。日本は法治国家ですが、現実世界において最も影響力のあるものは法律かもしれません。「法」というコンセプトをよりよく理解するためには、儒教の人間尊重思想である「礼」というコンセプトと対比するとよいでしょう。 孟子 (講談社学術文庫) 作者:貝塚 茂樹 講談社 Amazon 孟子は…
※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。作品名:キングダム/原泰久 (漫画 2006年〜)(既刊74巻) 評価:★4(★★★★☆) リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B07GX5ZWRX漫画「キングダム」を久しぶりに再読した。呂不韋との戦いの決着が20巻くらいのイメージだったのだが、実際は40巻だった。戦場での戦いの描写が丁寧なのでとにかく長い。5人や10人単位で兵士がユニッ…
※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。作品名:始皇帝の戦争と将軍たち〜秦の中華統一を支えた近臣軍団/鶴間和幸 (本 2024) 評価:★3(★★★☆☆) リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0D93CLSSB漫画「キングダム」の背景や周辺知識を学ぶために何冊か本を読んでいる。これはその中で手に取った一冊。本のタイトルの通り、始皇帝や敵味方の将軍や中国統一までに行われたそれぞ…
※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。作品名:始皇帝 中華統一の思想/渡邉 義浩 (本 2019年) 評価:★4(★★★★☆) リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B07QFZV742漫画「キングダム」の解説本として、同著者の「地図でスッと頭に入る 中国戦国時代」と合わせて読んでみた。「キングダム」の漫画の画像を引用しながら、漫画の読者に寄り添った解説をしてくれているのでとて…
中華を統一した秦の始皇帝が神仙思想をもつ徐福と出会い、日本各地の徐福伝説に繋がっていきます。 始皇帝の中華統一 始皇帝の由来とは? 始皇帝と徐福 始皇帝の中華統一 横山光輝『項羽と劉邦』1巻より 紀元前256年に秦が周王朝を降伏させます。天子が夷狄に滅亡させられた瞬間でした。 紀元前232年には東方の韓を滅ぼし、魏、楚、趙を次々と滅ぼしていきます。紀元前222年には燕を滅ぼし、紀元前221年最後に山東半島の斉を滅ぼし、中華を統一します。 こうして、東アジアに人口2千万人の大帝国が生まれたわけです。 始皇帝の由来とは? 横山光輝『項羽と劉邦』1巻より 始皇帝は「王」という称号に満足しませんでした…
B553 神武天皇は徐福の孫?004 神武天皇は徐福の孫? 241127 ※はじめに 最近、古代日本史、 本当の歴史解明が進んできています シン>神武天皇は徐福の孫だ という情報があるんですが? リーダ>違います。 シン>神武天皇という名前は 後から付けられた名前ですか? リーダ>そうです。天皇家も 妻側ってずいぶんいろんな 民族が入っているんですよ。 シン>そうですね。 中国や朝鮮、新羅、 百済も混じっていますね リーダ>中国も1 つじゃなく、 秦の時代だと楚とか越とか、 呉とか斉とかありますね シン>あれって中国人なんですか? それとも別の民族が 色々交じってたんですか? リーダ>その時代…
始皇帝天下統一 の放送も終わりました。戦国~秦の統一へ政児の成長、民の安寧、平和を得るまでの長き苦悩とそれを支える人々の道のりをともに歩いたようなドラマでしたね。 ツイートした感想メモをまとめました。 放送ペースで書いたものなので、最終回まで視聴後の状況とは一部異なるかもしれませんが、お許しくださいね☺ ⚠⚠⚠視聴状況によって、ネタバレが含まれるかもしれませんので、ご注意ください❣⚠⚠⚠ ーーー 始皇帝天下統一 1回 始まりました♪OPは政児登場。その後は、趙からの異人脱出に切り替わり。異人の優しさから、ラストは天下を望むところまで。命からがら逃げだすとはこのことで。呂不韋と華陽夫人のホットラ…
ネタバレします。 前213年、始皇帝は咸陽宮で大宴会を催した。この宴会が歴史に残る事件の引き金となった。 始皇帝は四十六歳で絶頂期であった。 七十人の博士たちが次々と祝いの言葉を述べた。 始皇帝は上機嫌で聞いていた。 ところがひとりの博士の言った言葉を始皇帝は宿題としたのだった。 それは殷周の王朝が千年も栄えたのは指定や功臣を諸侯に封じて王室を守らせたからです。始皇帝様もいにしえを手本とするべきです、と。 ところが李信はこれに反対し「いにしえの帝も前代の政治を踏襲したわけではありません。時代が変わったから時代に合った政治をしたのです。今始皇帝は誰も成し得なかった天下統一という学者の想像を超える…