紀元前四世紀末に生まれた中国の春秋戦国時代代表する思想家の1人で儒学者。名は況。字は卿。最初は斉の襄王に仕えたが、後に讒言のために斉を去った。その後は楚の宰相の春申君に使えた。性悪説を唱えたことで有名。 彼の思想をまとめた書物である「荀子」は「藍より出でし青は藍より青し」の書き出しで有名である。当初は「孫卿新書」という名の12巻の書物だったが唐の時代の楊神が注釈を加えた20巻を「荀子」という題に改められた。
上下一心 今回は上下一心(しょうかいっしん)です。 身分の上下にこだわらず、みんなで力を合わせることです。 言葉の内容より「上下(しょうか)」って読むんだ、そこにびっくり。 そうなんです。 出典は「荀子」ですが「淮南子」にも出ています。 どっちが古いの? どちらにも「上下一心」と出ていますが「荀子」の方がかなり古いです。
以卵投石 今回は以卵投石(いらんとうせき)です。 身の程知らずのことです。 卵で? 卵を石に投げつけても、卵が割れるだけでしょ。 なるほど、卵が自分な感じだ。 そういうことです。 でも実際に卵を石にぶつけたら意味無いけど、大きな挑戦をすることも大切だよね。 そうですね、絶対失敗しない、と言うことは「出来ることしかしない」と言うことですからね。 出典は「荀子」でした。
○日曜日の朝、5月28日、ウオーキング 「子路曰く、桓公、公子糾を殺す。召忽これに死し、管仲は死せず。曰く、未だ仁ならざるか。子曰く、桓公、諸侯を九合して、兵車を以てせざるは、管仲の力なり。その仁に如かんや、その仁に如かんや。憲問十七」 「子路がいう、斉の桓公が政敵である兄の公子糾殺した時、公子糾の側近である大夫の召忽は殉死を選びましたが、同じ公子糾の側近であった管仲は殉死せず、さらに桓公に仕えました。これは仁徳から外れるのはないですか。孔夫子はいわれた、その後、桓公は諸侯を九度集めて会合を開き、天下の覇者となった。しかも兵力の数や戦争を用いて諸侯を強迫し、諸侯を従えたのではなかったのだ。これ…
梧鼠之技 今回は梧鼠之技(ごそのぎ)です。 中途半端な技をたくさん持っている、と言うことです。 失礼だなー。言い方が失礼だよ。 「梧鼠(ごそ)」って何? ムササビのことです。飛ぶ、木に登る、泳げる、穴を掘れる、歩く、と多芸ですがどれも中途半端ということなのです。 別に自慢するための力じゃないから、生きるためだから! まあ、そうなんですけど、ムササビさんをディするより、人間に中途半端になるな、って言いたいんでしょうね。 とはいえ、何かを深めるためにも実際問題ある程度の技術の広さも必要ですよね。 そうよ、5つも出来れば十分よ。 出典は「荀子」でした。
抱関撃柝 今回は抱関撃柝(ほうかんげきたく)です。 門番や夜回りのお仕事のことで、身分が低いことを意味します。 ふーん。どういう意味なの? 「抱関(ほうかん)」は門を守る人で、「撃柝(げきたく)」は拍子木を叩いて夜回りをすることです。 ふーん。 この言葉は「孟子」に出ている言葉ですが「荀子」にも出ています。資料によって出典が違います。 どうして? 昔の人ですし、生まれた時期が近いんですよね。 まあ、どっちでもいいけどね。
孟子の「性善説」、荀子の「性悪説」。 どちらも有名ですね。 人の心を水に例えた告子に対して、孟子はこれまた水の性質から反論しました。 人の心は難しいですね。 キツい言葉の裏に温かい思いがあったり、その逆もしかりですね。 でも、赤ん坊の笑顔を見ると「やっぱり性善だ」と単純な私は思ってしまいます。 「性善説」を唱えた人、孟子
こんばんは、minus_oneです☺️ 今日は山形新潟で大雨警報が出て沢山の被害が出ているそうです。 私の経験上高いところに必要な物だけ持って避難した方がいいです! 被害に遭われてる方はお気をつけ下さい😌 話は変わりますが、私は今故事成語の勉強をしており、このブログをアウトプットの糧としてボチボチ使っていこうと思います。 てな訳で、今日お伝えするのは「青は藍より出でて藍より青し」です✨ 意味は、弟子が師を超えること。 弟子が師より優れていること。 青色の染料は藍(蓼科の1年草)からとるが、その色が元々の藍よりも鮮やかな青色になることから、努力次第で指導者である師を追い越し、結果を出すことが出来…
性善説とは、人間はもともと立派な本性を持っているのだから、きちんと教育すればみんな主体的に努力するようになるという考え方、一方の性悪説は、人間はもともとそれほど賢くない存在なので、自分から学ぼうとしない、だから、社会システムや制度を使って半ば強制で学ばせるべきだという考え方です。 中国では人を、上人、中人、下人と、3分類して考えるようになる。文章を考察して文字を書くことが出来るのが上人、その文書を読むことが出来るのが中人、それ以外は読み書きの出来ない普通の人たち下人とわけた。 孟子は、自分と同じ上人を性善とした。もともと賢いのだから、自分で学べば十分だという意見です。 対して、孟子の後輩にあた…
子夏(しか)曰わく、大徳は閑(のり)を踰(こ)えず。小徳は出入(しゅつにゅう)すとも可なり。(「子張第十九」11) (解説) 子夏の言葉。「大徳 人格者は、規範を越えることはしない。小徳 人格者にまだ達することのない未熟な者は、多少出入りしてもさしつかえない」。(参考:「論語」加地伸行) 一般的には、「大徳が軌道を外れなければ、小徳は多少の出入りがあっても、さしてとがむべきではない」と読む。「大徳」とは大きな徳目、「小徳」を小さな徳目として、大もとを踏み外さなければ、小さなところでの間違いは許容できるということであろうか。それを加地は人に例える。 日常における小さなミスは許容されてもよかろう、…
今日、11月1日は本の日です。国際的な記念日というのではなく、あくまで日本ローカルな記念日です。本の日の公式サイトによりますと 本棚に並ぶ本を見立てて(111)11月1日に指定いたしました。全国の本屋さんそれぞれが、お客様に喜んでいただけるような企画を考え行いながら本屋に足を運んでいただこうという活動です。 とあります。確かに本が並んでいる感じに見えなくもないです。「だったら、11月11日の方がよくない?」というツッコミは置くとして、11月1日ですから、書棚に本が三冊並んでいることになります。そこで本を三冊送ろうという「ギフトブックキャンペーン」を全国各地の本屋さんが行なっています。 というわ…
出会いと思い出 愛することは理解すること 理解することは愛すること 認める心 信じる心 支える心 育てよう 健全育成 愛のスコール ようこそ安全愛へ 安寧愛より 愉快愛と共に 貫く愛心愛 愛好愛を込めて 寄り添う愛嬌愛 ときめく恋愛愛 励まし合う愛 崇高な童心愛 愛の塊=自然笑顔=笑顔満開 夢体系 水産学磨きをする=デザイン磨きをする=生命科学磨きをする=児童学磨きをする 経済学磨きをする=音楽磨きをする=商学磨きをする=幼稚園課程磨きをする 教育学磨きをする=地理学磨きをする=国際関係学磨きをする=小学校課程磨きをする 業界体系 ニッスイ=大和ハウス工業=マルハニチロ=こどもの森 三菱商事=…
当ブログで紹介している哲学者一覧です。 タップすると、その哲学者の解説ページにジャンプします。 古代の哲学者 孔子(紀元前551 - 紀元前479) 墨子(紀元前470頃 - 紀元前390) ソクラテス(紀元前470頃 – 紀元前399) プラトン(紀元前427 - 紀元前347) アリストテレス(紀元前384 - 紀元前322) 孟子(紀元前372 - 紀元前289) エピクロス(紀元前341 – 紀元前270) 荀子(紀元前313 - 紀元前238) アウグスティヌス(354 - 430) 中世の哲学者 トマス・アクィナス(1225 - 1274) ウィリアム・オッカム(1285 - 13…
・性善説の方が正しい理由とは!?スピリチュアル 性善説の方が正しい理由とは!?スピリチュアル 性善説の方が正しい理由とは!?存在感について、スピリチュアル 性悪説についても考察とは!?スピリチュアル 霊視鑑定を体験された事の無い方や悩み事を抱えている方へ ・|性善説|スピリチュアル|(主.キーワード関連記事) 性善説の方が正しい理由とは!?スピリチュアル 性善説の方が正しい理由とは!?スピリチュアルから見る話について少し考えさせられる話が感じます。 性善説と性悪説という言葉をご存知でしょうか。 性善説とは、古代中国の儒教の思想家である孟子によっての言葉であり、人は生まれながらにして善良であり、…
○日曜日の夜、9月17日、自宅 子曰、為政以徳、譬如北辰居其所、而衆星共之。為政一 孔夫子はいわれた、仁徳を以て天下の政を行うとは、例えれば、天下の国や民、全天の星々が、仁徳の君子、北極星の周りを巡るようなものだ。 「徳治政治とはどの様なものか、イメージしやすい比喩で孔夫子は述べられた。仁徳とは小さくは父母からの慈愛であり、大きくは天下泰平、万民の幸せを思い、実現するものだ」 #論語 ○日曜日の夜、自宅 子曰、詩三百、一言以蔽之、曰思無邪。為政二 「孔夫子はいわれた、詩経に三百篇あり。一言で述べれば、詩経にいう『思いに邪無し』、この言葉に尽きる」 「思いに邪なし、とは、日本であれば万葉集であろ…
初めまして melloと申します 今回は、『良い人』に関する事です 結果だけ知りたい方向けに結論を先に書かせて頂きます 見返りを求めず他者に対し奉仕し続けれる事が出来る人が良い人である 内容が気になった方は引き続きご覧ください さて、今回は『良い人』がテーマです 優しい人っと言い換えても良いかもしれません 良い人とはなんだろう?と考えると最初に浮かぶのが、人に優しいとか、誠実な人とか、甲斐性がある人とか 人によって色々な解釈があると思います 性善説と性悪説という考え方をご存じでしょうか? これらは古代中国(約紀元前1600年~紀元221年まで)の諸子百家の内の二人である、孟子と荀子の提唱した人…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 日本人は世界一イジワルで、日本社会は世界一ブラックである。 自分より弱い者をいじめ追い詰めて笑いものにする。 ・ ・ ・ 日本民族の歴史において、被災地で暴動や虐殺、放火や強奪、強姦や人攫いなどの無法地帯化したのは関東大震災の一件だけである。 ・ ・ ・ 2022-12-11 🦉目次〕─6・A─日本人の劣等遺伝子は脳の前頭葉に隠れている。~No.1 ・ ・ ・ 2023年8月20日 YAHOO!JAPANニュース 産経新聞「災害列島~関東大震災100年 命脅かす「災害デマ」 真偽不…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 『荀子(じゅんし)』 兵不血刃(ひょうふけつじん)=刃(やいば)に血塗らずして勝つ。 『孫子』 戦わずして勝つ。 毛沢東「農村を以(もっ)て都市を包囲する」 ・ ・ ・ 人口激減する日本で外国人移民(主に中国人移民)が増えている。 ・ ・ ・ 2023年8月17日8:02 YAHOO!JAPANニュース 集英社オンライン「北海道のリゾートに沖縄の離島…中国人が進める日本の国土買いの脅威。チャイナマネーにのみ込まれないためにするべき2つのこと 米中通貨戦争#3 コロナ禍の落ち着きとと…
*ネタバレあり* キングダム 61 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:原泰久 集英社 Amazon 呉鳳明が冴えまくってサクサクと什虎城を獲りにかかるスピード展開からスタートする61巻。 前巻から何故か蒙武とお話ししたがりまくりの満羽が一騎討ちをけしかけてきますが、 満羽が蒙武にこだわるその理由とは? それでは、あらすじから順に追っていきますね。 【あらすじ】 "主攻"と"助攻"に軍を分けるという呉鳳明の戦略で楚軍を突破していく秦・魏同盟軍。 しかし主攻の将である蒙武の前には什虎城主・楚軍総大将の満羽が立ちはだかり、一騎討ちを仕掛けられる。 満羽は蒙武の強さの背景にある"背負う…
心理検査の中で性格検査がある。精神的な健康とか社会適応とかも、それが目的ではないが、ある程度見当はつく(ものもある)。安定した日本社会で上手く生活できているのなら、取りあえずOK(と考える)。 さらに、「迷惑さえかけていなければかまわない」を越えて道徳がある。皆がよい社会で生活したいのだから、道徳は要請される。では、「道徳とは何か」と聞いた時に、東アジア一帯には儒教がある。仏教は、様々に分かれているが、壁に向かってずっと座り込んでしまったりするので考えないことにする。しかし、儒教で挙げられる道徳=徳目を実現する方法論にはなる。仏教は、「悟り」を求めるのだから上記の心理検査の方が近いともいえる。…
34話料理メモ 梁懐吉は理想の応対をしてくれるなぁ。こんな少女漫画みたいな宦官と育ったら、理想すぎてお嫁に行けなくなっちゃうよ。 陛下は徽柔に蘇州と杭州の珍しい点心が増えたと新作の点心と梅を持ってご機嫌うかがいをするが、タヌキ寝入りしている徽柔。せっかくのお菓子を陛下は侍女にあげちゃった。
6-3-4)老荘思想と無為自然 千利休のところで、「道」という言葉が出たので、ここで老荘思想、道、無為自然を取り上げます。老荘思想は、簡単にいえば無為自然を説く思想です。無為自然とは、作為(人為)がなく、宇宙のあり方に従って自然のまま(あるがまま)であることを意味します。これは、自我から来る作為(人為)ではなく、仏教での仏心の「無我」に近い考え方です。つまり作為(人為)を自我と読み替え、無為自然を無我と読み替えると、自我(作為・人為)をなくして、無我(無為自然)のままに生きるとなります。老荘思想が無為自然を説くのは、人も自然の一部だから、人為で生きるのではなく、自然が持つ原理(道)に逆らわず無…
昔々、中国で唱えられた「性善説」(孟子)と「性悪説」(荀子)。 どちらも“より良い人間になる為の努力が重要である”と説いているそうだが、 人々は道徳論よりも、「人間の本質は善か、それとも悪か」の方に強く関心を 持ち、古くからあちこちで論争が繰り広げられてきた。 性善説・性悪説については、一般的には次のように考えられている。「人間なら誰でも善悪両方の種を持ち、それは教育や環境で芽が出たり抑え込 まれたりと、どんな風にも変化する。」 但し種の種類や大きさには結構個人差があるようで、昔少年院の教官でこんな ことを書いている人がいた。(要約) 「少年達が横道に逸れるのは、不幸な成育環境が大きく関係して…
今日はこの本を読んだ。 かつてのセンター試験「倫理」で出題された問題を使ったりしながら、東洋思想について概観してみよう、というコンセプトの本だ。 もっと試験に出る哲学: 「入試問題」で東洋思想に入門する (NHK出版新書) 作者:哲也, 斎藤 NHK出版 Amazon 取り上げられているのはだいたいこのあたり。 古代インド思想 ウパニシャッド (2-3行だけ)ジャイナ教 仏教 釈迦 大乗仏教 中国思想 儒教 孟子と荀子 老荘思想 朱子学と陽明学 日本思想 最澄と空海 鎌倉時代の新仏教 古学派(伊藤仁斎、荻生徂徠など) 国学 石田梅岩と安藤昌益 尊王思想 近代思想 福沢諭吉 夏目漱石 西田幾多郎…