紀元前四世紀末に生まれた中国の春秋戦国時代代表する思想家の1人で儒学者。名は況。字は卿。最初は斉の襄王に仕えたが、後に讒言のために斉を去った。その後は楚の宰相の春申君に使えた。性悪説を唱えたことで有名。 彼の思想をまとめた書物である「荀子」は「藍より出でし青は藍より青し」の書き出しで有名である。当初は「孫卿新書」という名の12巻の書物だったが唐の時代の楊神が注釈を加えた20巻を「荀子」という題に改められた。
新装版 奇貨居くべし(一) 春風篇【電子書籍】[ 宮城谷昌光 ]価格: 858 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 15歳になった呂不韋(りょふい)は、父から命じられた鉱山を視察する旅の途中で、秦が韓と連合して斉を攻める軍勢を目撃する。斉王の矯慢より、魏・趙・燕なども斉の敵に回り、斉は滅亡寸前に追い込まれていた。この年を境に秦の一強時代が始まる。 黄金の鉱山から岩を採取して趙の都の邯鄲にもってゆき、黄金(当時は金属の総称)の含有量を調べる。黄金の気は地だけでなく人からも立つといい、呂不韋にも気が立っていた。邯鄲には旅を同行する鮮乙の妹、芳がいる。その途中で2人は偶然、楚から趙への貢物「和民の壁」…
孟子の「性善説」を立たせた土台。・人間は、他人の不幸を哀れむ情をもっている。・人間は、悪事を恥じ、憎む心をもっている。・人間は、目上の者にへりくだり、譲る情をもっている。・人間は、物事の正、不正を判断する能力をもっている。「それなのに、なぜ人間は悪事をはたらくのか?」「環境に原因がある」と孟子は言う。 凶作、食物が不作の年、不良少年が横行する。それは経済的な貧窮がそうさせるのであって、その条件を改善すれば、悪事などはたらかぬようになる、と。 しかし、「生まれもって人間が善であるならば、どんな環境にあっても悪事はなさないのではないか?」という意見に対しては、口を閉ざしている。 孟子が、死ぬか死な…
日本はここ10年以上進化した気配はない。むしろ退化している。だからと言ってすべての国がそうなわけではない。それをネトウヨは理解しないんだ。 1946年に中華人民共和国が誕生して世界は「農民の国中国に科学技術なんてあるわけないよな」とバカにしていた。けど、1964年に中国は初の核実験に成功して「世界」を仰天させた。そういう潜在能力のある国なのよ。 1980年から2024年の重慶の進化をみてごらん。 People need to understand what happened in this video is not some history in the past, it happened w…
音楽でも文学でも classicの翻訳が古典である クラシック音楽はクラシックミュージック クラシック文学は古典文学となる なので19世紀のフローベルやバルザックやトルストイを古典文学というと 近代文学だ、古典と言えるのはシェイクスピアとか源氏物語とかギリシャローマや古代中国だと言う意見も出て来る これは翻訳が悪いのである もともと日本にはこんにち言われる古典文学の概念はなく 古典といういかにもな語句を与えてしまった そこから齟齬が生まれたのである クラシックの語源とは? 古代ローマで 国家の危機に際してローマ市民は2通りの貢献をしたのだとか。 ひとつはみずから兵士になって戦うこと。 もうひと…
「荀子」についての自分なりの理解や、読んで思ったこと・考えたことなど。前回の続き。今回は第二巻。第二巻は不苟篇(第三篇)と栄辱篇(第四篇)から成る。
「荀子」についての自分なりの理解や、読んで思ったこと・考えたことなど。現在進行形で考えは変わる可能性があるが、今時点のことを書き留める。
★この記事を読むと、紀元前3世紀の中国の思想家『荀子』について知りたくなります。 ★詳細はこちら→『荀子 - Wikipedia』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)};c.getElementById(a)||(d=c.createElement(f),d.src=g,d…
端的にいえば、X理論とY理論は人間観・動機付けにかかわる2つの対立的な理論で、X理論とは「人間は生まれながら怠け者」、Y理論とは「人は条件次第で目標達成に取り組み、自ら進んで責任を取ろうとする」という理論です。 どっちがXでどっちがYか覚えられませんが、生まれながら怠けもの良くない=×だからX理論、とこじつければ覚えられます(笑) アジア的に言えば、性悪説と性善説ですね。もしくは悲観主義と楽観主義。性悪説は荀子(じゅんし)、性善説は孟子。ここでは詳細は触れませんが、この対立していた性悪説と性善説、共通点は教育の重要性でした。性は悪であり、だから教育によって善を得ないといけない、性は善だからこれ…
上下一心 今回は上下一心(しょうかいっしん)です。 身分の上下にこだわらず、みんなで力を合わせることです。 言葉の内容より「上下(しょうか)」って読むんだ、そこにびっくり。 そうなんです。 出典は「荀子」ですが「淮南子」にも出ています。 どっちが古いの? どちらにも「上下一心」と出ていますが「荀子」の方がかなり古いです。
以卵投石 今回は以卵投石(いらんとうせき)です。 身の程知らずのことです。 卵で? 卵を石に投げつけても、卵が割れるだけでしょ。 なるほど、卵が自分な感じだ。 そういうことです。 でも実際に卵を石にぶつけたら意味無いけど、大きな挑戦をすることも大切だよね。 そうですね、絶対失敗しない、と言うことは「出来ることしかしない」と言うことですからね。 出典は「荀子」でした。