10年ほど前に全15巻で完結した、猿渡哲也先生作の『傷だらけの仁清』についてです。本日、ブックオフを何気なく歩いていると、懐かしいこの漫画を見つけました。この漫画をわかりやすく言えば、バイオレンスヒューマンドラマ ですかね……一見相反するジャンルのように見えますが、言い得て妙かもしません。迫力のある格闘、バトルシーンに加え、ホロリと来るようなエピソードもある、私の好きな作品の一つです。 ◆あらすじ&レビュー 姓は永井、名は仁清。この世に生まれた時から、親に「いらない子」とゴミ置き場に捨てられた男は、「絆」を求め極道の世界に入り、剣林弾雨を受けても怯まず、素手で敵対する者を倒す事から、「ステゴロ…