源氏物語で有名なシーンに、雨夜の品定めというのがある。雨夜に貴族の殿方が顔寄せて、これまでの女性経験をもとに女性をあれこれ批評するシーンだ。そこでは、中品(中流階級出身)の女性が良い なんて勝手なことを言ってるね! 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で前回、、義時に縁談が来て、相手の女性を八田殿に見極めてもらうというシーンがあった。そんなことまでは史実にはなかったろうから、ここは、脚本家三谷さんの腕にかかった笑える場面だった。大役を任された八田殿も神妙に、縁談の相手、のえ(後に伊賀の方)の振る舞いを影で観察しながら、うなづいているではないか!で、八田殿による品定めの結果は、、すこぶる良い! 「見栄え…