昨年の劇場公開時からずっと観たいと思っていたのだが、『侍タイムスリッパー』は笑いあり、涙あり(実際に何度か泣いた)のとても良い映画だった。最後の山口馬木也(1973-)と冨家ノリマサ(1962-)*1の殺陣も実に緊迫感があって良かった。 侍タイムスリッパー | 公式サイト 山口馬木也は藤田まこと版『剣客商売』(2003-2010)の二代目秋山大治郎役*2以来、良い俳優だと思っていたが、私見ではその後、良い作品に登場する機会に恵まれなかったと思う(冨家ノリマサもである)。*3それを考えた時、低予算、少ないスタッフ(安田淳一監督が何役もこなしていた)で作り上げた本作品が日本アカデミー賞最優秀作品賞…