受験生向きの解説などでは科学と工学の違いとして、自然界についての知識の探求としての科学と、科学的知識を応用して実用的なものを創り出す工学(あるいは技術)、といった対比がなされることが多い。また科学技術論とかそういった方面の話では、科学にはない工学の特徴として、実用目的で価値自由でないこととか問題解決型だとか人工物の設計であるとかが指摘されることも多い。このような科学と工学の対比とかが大きく間違っているわけではないし、大雑把な捉え方としてはそれで十分だとも思う。ただし、活動としての科学を見た場合には、特に最先端の実験科学においては、工学的な営為がその中核にあることを無視してしまうと科学を理解する…