江戸幕府の職名。寺社奉行・町奉行とともに三奉行の一つ。老中に属し、幕府財政の運営や天領の民事全般、郡代・代官・蔵奉行などを支配した。 定員は約4人で役高は3000石。支配した。1698年以降は、うち1人が大目付とともに道中奉行を兼務した。1721年には財政・民政を主に扱う勝手方勘定奉行と訴訟関連を扱う公事方勘定奉行とに分離された。