怒りの広島、祈りの長崎。昔はそう聴いたもんだったが、今もさように云われているのだろうか。 広島の日には、珍しく歩き回った。独り静かに広島を想う時間もなかった。夕方からは愉しい落語会だった。寄道せずに帰宅したものの、たいそう疲れた。 翌日は、宅内でボーッとして過した。昼寝もした。翌々日は再行動開始と意気込んだが、意気阻喪して、やはり昼寝をした。そして今日である。今日こそ散歩外出せねば、躰によろしくなかろう。しかも長崎の日だ。広島のぶんも合せて祈るべき日だろう。 起き抜けの冷水シャワーのさいには、たしかにそう思っていた。粥を炊き、茄子を素揚げして、朝食を摂るころにも思っていた。一服してインスタンド…