この男は、のぞき見てしまった。『伊勢物語』一・初冠 かいまみる【垣間みる】 のぞき見する 解説 <他動詞・マ行上一段活用> 物の隙間からのぞき見する、のぞき見る。 <関連語> ▶かいまむ【垣間む】<四段活用>→のぞき見する。 ▶かいばむ【垣間む】<四段活用>→のぞき見する。 平安時代、貴族の女性は外部の人に顔を見せることがなかったので、垣間見ることは社会的な習慣でした。 のぞき見する 『伊勢物語』一・初冠 昔、男、初冠して、平城の京、春日の里に、しるよしして、狩りにいにけり。その里に、いとなまめいたる女はらから住みけり。この男、かいまみてけり。思ほえず、ふるさとにいとはしたなくてありければ、心…