昔、愛宕の山に、長い間、仏道修行する聖がいた。『宇治拾遺物語』漁師仏を射ること おこなふ【行ふ】 仏道修行する 勤行する おこなう 治める 解説 <自動詞・ハ行四段活用> 仏道修行する、勤行する、読経する。 <他動詞・ハ行四段活用> 行事などを行う。 取り行う、治める。 仏道修行する 『宇治拾遺物語』漁師仏を射ること 昔、愛宕の山に久しくおこなふ聖ありけり。年ごろおこなひて、坊を出づることなし。西の方に猟師あり。この聖を貴みて、常にはまうでて、物奉りなどしけり。久しく参らざりければ、飴袋に干飯など入れてまうでたり。聖悦びて、日比のおぼつかさなどのたまふ。その中に、居寄りてのたまふやうは、「この…