「どうなっている、どうなっている」と毎日、うるさく言われて困って、よい機会を見つけ出し、連絡をよこしてきた。『源氏物語』若菜・下 こうず【困ず】 困る 疲れきる 解説 <自動詞・サ行変格活用> 困惑する、困る。 疲れきる、困憊する。 困る 『源氏物語』若菜・下 いかに、いかにと日々に責められこうじて、さるべき折うかがひつけて、消息しおこせたり。喜びながら、いみじくやつれ忍びておはしぬ。 まことに、わが心にもいとけしからぬ事なれば、け近く、なかなか思ひ乱るることもまさるべきことまでは思ひも寄らず、ただ、いとほのかに、御衣のつまばかりを見たてまつりし春の夕の飽かず世とともに思ひ出でられたまふ御あり…