ようやくマクロ経済学の本を読み終え、今日から新しい本を読んでいます。 読んでいるのは博物館に関する本で、布谷知夫,2005,『博物館の理念と運営 - 利用者主体の博物館学』,雄山閣、です。 19年前の本ですが、刊行された2005年は、博物館界が新しい局面を、迎えていた時期でもあります。 2001年に、国の政策評価制度が導入され、各府省が実施した政策が、評価されるようになりました。 この流れを受け、地方自治体においても、実施した政策について、評価が行われるようになります。 日本の博物館の約75%は、設置者が国(または独立行政法人)・地方自治体なので、政策評価導入の影響は大きく(※1)、その後多く…