「卵の緒」という本を読んでみた。 「僕は捨て子だ」という始まりで一気に引き込まれ、温かくて優しい話であっという間に読み終えたが、余韻が残る素敵な本だった。会話の文章が多いのも読みやすかった。 卵の緒と7"s bloodという2つの話。血の繋がらない家族だがお互いを大切にしていて、温かくてちょっと切ない物語だった。どちらも母親がおおらかで、出てくる子供はみんな素直で健気で愛おしくなる。そして出てくる料理がとても美味しそうだった。 卵の緒では、自分が捨て子だと思っていた育生に「たくさん愛されてて幸せだね。素敵なママだね。」と言ってあげたい。そして育生のイメージが後に出てくる父親にそっくりだと思った…