原始共産制はマルクス主義の文脈で人類の歴史の最初にあったとされる狩猟採集・経済的平等な小規模社会のこと。
現代では、実際の狩猟採集小規模社会は経済的にほぼ平等であってもまったく平等とまではいかず、また集団内部には性差別や年齢差別があり、性暴力や殺人もあることが指摘されており、必ずしもマルクス主義の中の一部の文脈で考えられたようなユートピアではないといわれている。
オスのゴリラは11歳を過ぎるころから背から腰にかけての毛が白くなってくる。これは、シルバーバックと呼ばれ、オスのゴリラをおとなとそれより若い個体とに区別する確実な手がかりになる。 人間のオスは、歳をとると、おおむねホワイトヘッドになる(白髪頭のことね)。低学歴で地頭も良くないネトウヨのわたしは、歳を重ねても、論理力が鋭くなったり洞察力が深くなるということはない(哀しい)。断片的な知識が増えるだけである。であるがゆえに、思い出すことは増えるのである。 たとえば、「社会主義は歴史的必然なのだ」と言われていたのが、やがて「社会主義は革命的プロレタリアートが勝ち取るもの」になり、ついには「共産党が支配…
私は岡山県吉備郡総社町(両親が岡山市空襲で焼けだされて移住)→岡山市(小学生)→姫路市(中学生・高校生)と移住したため地域コミュニティ(地域共同体)とは縁のない異邦人で、夏休みなどに母親の田舎で過ごした時だけ従兄弟たちとの血縁コミュニティの居心地のよさを感じていました。 小学校に入学すると同級生たちのほとんどは同じ幼稚園からきていて仲が良く、私だけがまだ文字を知らず、中学校では当てられるたびに「岡山弁(おきゃ~まべん)」を笑われて疎外感を持ち、読書・映画・軍事おたくになり、もっぱら「外れ者」仲間たちと遊んでいました。 高校ではクラブ活動(ブラスバンド)と山登りでやっと仲間ができ、目的を同じくす…
生物進化を辿れば、原始共産制など、直ちに噓だと分かる。 集団は常に濃度分布として捉える事ができる。適度なエネルギー供給があって集団という形態が形成される。生物の場合、食料供給が最も重要なエネルギー指標である。 エネルギーが少なければ、集団は崩壊するか固定してしまう。 生物の場合、個体そのものが固定することはないので、食料が少ないとは、集団は小さくなるか、死に絶える。 反対に過度な供給があっても、集団は崩壊する。集団である必要がなくなるからだ。従って、適度な供給、エネルギー配分の仕組みがあって初めて集団となる。 集団とは、鍋の中の水の対流構造のようなものだ。 エネルギーが少なければ、対流は起きな…
〈少年Nの手紙 №6〉 今日は最近学校で起こった、また僕が起こしたある事件についてお知らせします。 2月20日、昼休みに一つの「学校行事」が持たれました。それは、国公立の大学受験をする特別クラスの高3の先輩―特別クラスは国公立大学受験が半ば強制されており、ほぼ全員となる―を壇上に上げ、特別クラスの1・2年生の後輩が一高寮歌の「嗚呼玉杯に花うけて」を歌い、受験の戦場に向かう先輩を壮行する、という行事です。勿論、これも受験成績を上げんが為に、数年前に一高出身だという学校長Dが始めさせた行事です。1年生は、年明けからこの歌の練習に駆り出され、血を吐くような練習を強要されます。歌唱指導にあたるのは2年…
「人は事実なき生き物である」 このフレーズは前回の記事にも現れたものであり、人生再興(空0年【西暦2019年】~)以後の私の世界認識の根源を形作るものである。 だがそれは良いとしても、では我々が日々それを事実であると錯誤して認識している「現実」なるものは一体どこから出てきたのだろうか。私はそれは「欲望」から生じるものだろう、と思っている。世界はこうなっていてほしいと思う「欲望」が我らの現実を作り出すのだ。そこで「現実からの解放」を成し遂げるための一つの方法として、その抗体として己の欲望から解放された「世界観(物語)」を、あらかじめ脳内に構築しておく、という方法が一つ考えられる(※1)。 ※1 …
ピタゴラス教団 一種の宗教結社 / ウィキペディア フリーな 百科事典 ソクラテス プロテスタント プラトン 親愛なるWIKIWAND AI, これらの重要な質問に答えるだけで、簡潔にしましょう: トップの事実と統計を挙げていただけますか ピタゴラス教団? 1. ピタゴラス教団は日本の宗教結社である。 2. 創設者は大川隆法。 3. 信仰対象はピタゴラスと数学的真理。 4. 全国に支部があり、会員数は10万人以上。 5. 経済活動も行い、年商100億円以上。 6. 批判や疑問視も多く、カルト扱いされることもある。 あなたが考えていることを私に伝えてください 最後の更新: 2023/3/30. …
さう生きる上での知恵としての縁起関係のバランス化のことー施本「仏教・空の理解」より學ぶ 壱ー 施本「仏教・空の理解」・第八章・悩み苦しみを超えて (oujyouin.com) さて此処は全くのところ素晴らしいです。 まさに此処にこそ全ての「解」=「気付き」が展開されて居ることでせう。 つまりは其れが佛法ー眞理領域ーにより捉えるところでの自然観であり文明観であり且つ「人間とは何か?」との問いの部分です。 まさに其れに就き例えば藝術がまた學問領域が語ったりもする訳ですが其のいずれもが俯瞰視されては居らずよって其処には最終的な答えが見つからない訳です。 ところが此の施本の内容を具に読んでみるに其処に…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 2024年2月20日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「中国共産党とよく似た米国民主党、政治・経済的に共倒れとなるか? 人類の文明は「私利私欲」のおかげ 原始共産制という言葉をしばしば耳にする。 農耕が始まる前の狩猟採集社会では、基本的に「富の蓄積」が出来なかったと考えられている。木の実などはある程度備蓄できたかもしれないが、獲物の肉はすぐに消費しないと腐ってしまう。大航海時代に香辛料が珍重されたのも、有効な保存方法が無く腐りかけた肉を食べなければならなかった当時の人々…
2月10日の毎日新聞「コモンエイジ」に 「今の世界を疑え」というタイトルで山極寿一さんが寄稿しています。おもしろく勉強させてもらいました。 一部引用します。 ーー ベルリンの壁が崩壊して東西冷戦が終結し、誰もが平和な世界がやってくると思ったことだろう。しかし、それから三十余年、毎年のように世界各地で武力衝突が起こっているし、現在もなおロシアによるウクライナへの軍事侵攻やハマスとイスラエルの戦争が続いている。 なぜ人類は戦いをやめないのか。人類にとって戦争は本性なのだろうか。私の答えははっきりしている。 ーー ここまで読んだ私は興味津々になリました。 引用をつづけます。 ーー 人類の700万年に…
読んだ本 小田原のどか『モニュメント原論』青土社 (2023) 小室直樹『日本人のためのイスラム原論 新装版』集英社インターナショナル (2023) 戸谷洋志/百木漠『漂白のアーレント 戦場のヨナス』慶應義塾大学出版会 (2020) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 引き続き3冊を読み進めた。 (読書日記1287に収録) nainaiteiyan.hatenablog.com ・・・ 『日本人のためのイスラム原論 新装版』 イスラム教徒において、テロと宗教の寛容は両立するというのが小室直樹の見方であった。 テロが即「悪」となるのは世界共通のも…
今日はこのシリーズの続き。 hiroringo.hatenablog.com 『小室直樹の中国原論』を読んで学んだことをメモにする。 【新装版】小室直樹の中国原論 作者:小室直樹 徳間書店 Amazon 15 第5章を読む_前編後半 前回、歴史に名の残すために命を惜しまない中国人、歴史を残るために執念を燃やす中国の歴史家(太史)についてみてきた。 また、インドと比較してなお中華文明における歴史学のすごさについても確認した。 今回はこの続きである。 もっとも、今回触れる部分は既に次の読書メモでも触れている部分も少なくない。 そこで、重複部分については簡単に触れながら進めていく予定である。 hir…
ある日、魔王が休む時の仕事を考えたというので付き従った。休みが何を指すのか我々にはもう分からない。何であれソテツを材料にするのだと言う。採取するためセリガチへ向かう。
前回の記事で、高千穂は山に囲まれた盆地であり、湧水や河川に恵まれ、狩猟や農耕に勤しむのに適した隠れ里のような場所だと言いました。他の集落と交流する必要が無い原始共産制社会ならは、このような土地の方が都合が良かったのでしょう。 豊かさを求めて文明を発達させると貧富の格差が生じてしまい、将来を悲観する人が増えます。経済的に豊かな先進国より、経済的に貧しい後進国の方が幸福度は高いのは、その為です。 かつて幸福会ヤマギシ会や、インドの有名な覚者・OSHOが作ったコミューン(共同体)は原始共産制に立ち返ろうとしましたが、いくらもしないうちにセクト化してしまいました。この手の大規模な社会実験は、高確率でセ…
学歴社会否定や反体制は弱者ポルノ 何を隠そう、私がこの世で最も忌むのは、こういったキレイごとを並べて人を動員して金儲けしている連中です。 社会正義を貫きたいなら、公務員にでもなれば良い。 そういう道が社会に用意されています。 なのに、この手の連中はそういった一番効果的な地道で堅実なことをやろうとしない、あるいはしなかった、単に努力をせずにショートカットして泡よくば儲けたいという大バカ丸出しの怠け者たちなのです。 小手先や目先の手段にしか欲を出せない哀れな連中。 小金儲けやお山の大将的なチンケポジション目がないので、マジでキモいです。 最近だとNPO団体とか問題になっていますよね… detail…
この本からもう少し・・・この辺りも、へぇ~でした。 P305 私は、足かけ五カ月ほどムイレ村に滞在した。 村の生活は困難なことが多かった。まず寒かった。標高千メートル以上ある山岳地帯の冬は冷え込み、家は隙間だらけなので、屋外と全く変わらなかった。昼間よほど疲れていないと、夜は寒くて眠れなかった。 ・・・ 腰痛にも悩まされた。アヘンを作ると聞くと、ものすごくダークな仕事を想像してしまうが、実は純粋な農業だった。しかも、農薬、肥料を一切与えない完全自然農法である。これ以上エコな仕事はない。やるのは、ひたすら雑草を取ることだけ。 毎日朝から晩まで草むしりをしていたら、深刻な座骨神経痛になってしまった…
ある意味「近世後期」概念の総括? カール・ポランニーの話が出たついでに昔の投稿を投げて様子を見ておく事にします。https://t.co/OVCkRcaepe — Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年12月19日 この時代にはイタリア・ルネサンス期に続いて数理が発展。その負の側面も急浮上してきたのです。 後に「ロジスティック方程式(Logistic Equation)」なる概念の登場によって反駁される考え方ですが、同時代を生きた「暗黒のロマン主義者」マルキ・ド・サド(Marquis de Sade,1740年~1814年)は…https://t.co/aZC…
興味ある人は、自分で買って読んでね。 ありえん笑。名前知らないのにAmazonレビュー数が2000超え。なんで落合陽一や橘玲より多いのwww --- 「私たちはムーの遺伝子を継いだレムリアの正当な後継者なの」(途中) 「私たちが教えられているのは、支配者たちが作った歴史なの」 【参考キーワード】 上巻 ・世界最古の壁画 ・人間の可聴域 ・人間の可視光線範囲 ・光を作るもの 光子とは? ・恐竜 大きい理由 ・土器 分解されない理由 土に還らない理由 ・モンゴロイド 期限 ルーツ ・シュメール文明 いつ誕生した シュメール以前の文明 誕生してから1万年も経過していない。 ・金髪の発祥はリトアニアで…
⚫︎『遊動論』(柄谷行人)を読んだ。柄谷を読むのは十数年ぶりという感じだと思う。新書だしサクッと読めるかと思ったのだが、動揺させられた。もう十年前の本だが、いわゆる「柄谷の読者」はこの本をどう受けためたのだろうか(怖くて、感想や書評を検索できない)。第一章から第三章、そして付論については、柄谷行人の本として普通に受け止められるのだが、第四章をどう考えればいいのか。 おそらくこの本は、『共同幻想論』(吉本隆明)と『千のプラトー』(ドゥルーズ・ガタリ)に対する対抗言説として意識されているところがあると思う。(柳田國男をモチーフにしているという共通点を持つ)『共同幻想論』では、過去に原始共産制のよう…