鳥居に装飾を施す行為を「近代流の悪趣味」と言い放った鳥居研究の第一人者『根岸栄隆』 彼の著書「鳥居の研究」の中で「少なくとも鳥居は神社を表象し、併せて巌の磐境を表示する神門だといふ、厳粛な民族精神を濁らせるやうな、かうした趣味の行き過ぎはどうかと思はざるを得ない」と、一刀両断している。確かに彼の言う事は、その通りでもあるし理解もできるのだが、鳥居の型、種類は、その亜種を含めるとかなりの総数となり今となっては、いろいろな鳥居が存在すること自体が既に彼の主張する「鳥居本来の性格」の理に合わない気がする。 さて、その悪趣味の権化とも言える代表格が東京北品川に鎮座する「品川神社」の双龍鳥居である。(文…