もう一つ、平家物語の中から和歌に纏わる話を書きます。おそらく多くの方が、古典の授業は①睡眠時間だった②本文と黒板はノートに写していたが、一体何が何だかわからない③理解はできないが、とりあえずは授業を聞いていたという場合が多いと思います。このように書いている私はほとんど①した。まだノートを写すぐらいならましなものをそんなことも諦めて、殆ど夢うつつの時間で意識がなかったように思います。大人になり、古典を学び教える立場になった時に、古典とは歴史であり、先祖が生きてきた道なんだということに気づき、高校の時にもっと学んでおけばよかったと後悔した記憶があります。以下の箇所は高校の古文の教科書に載っているこ…