20日午前2時46分に、母が息を引き取りました。84歳でした。 10日前にくも膜下出血で倒れ、意識が戻らないまま逝ってしまいました。 この10日間は、もう一度母と感情を交わらせたいという気持ちと、母が痛くないように少しでも楽になるように、という思いとを混在させながらの日々でした。 最後は、意識のない母の手を握りながら、母の命の火が消えてゆくのを、そして火が消える瞬間を、身体中で感じる体験をさせてもらいました。死に様を見せてもらえたことは、母からの最後のギフトだったように思います。その瞬間を家族皆で見送れたことは、母にとって私たちからのギフトでした。家族葬にも関わらず、遠方からも参列くださった方…