封切り四日目。 席数172の【シアター4】の入りは七割ほど。 2006~2010年頃だろうか、『荻上直子』監督により撮られた〔かもめ食堂〕〔めがね〕〔トイレット〕といった一連の作品群。 「異文化交流」とのテーマはありつつ、センセーショナルな事件は起きず、ゆったりとした時間が流れて終幕に至るとの共通項(出演者もかなり重複していたわけだが)。 が、それなりに興行収入もあったことから続けざまに制作されたとの認識。 本作を観ていて、それらを想起する。 「PMS(月経前症候群)」で月に数日は情緒が不安定に。周囲にきつくあたり軋轢を生んでしまう『藤沢美紗(上白石萌音)』。 「パニック障害」で、大企業の激務…