洛中洛外画狂伝 狩野永徳 上【電子書籍】[ 谷津矢車 ]価格: 584 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 上洛して天下を望まんとする若き織田信長に、絵師狩野派の若惣領・狩野源四郎(永徳)が引見を求める。許されると永徳は、傾いた衣装と攻撃的な言葉を使い、信長に対して不遜な態度をとる。そのあと源四郎は信長に、これから献上する画が完成に至るまでの道のりを語り始め、信長は聞く姿勢を持った。 狩野派の嫡子として生まれた源四郎は、狩野派を興隆に導いた祖父元信に愛されて育つ。当時狩野派は元信が描いた画を基準とした「粉本 (ふんほん)」と呼ばれる見本を組み合わせることで、扇や屏風などを弟子が大量に生産していた…