紙を綴じて帳面を作ることを 「帳綴」(ちょうとじ) と言いますが、 江戸時代には、商家では、正月11日に 新年からその年度に用いる帳簿を作り、 表紙を書いて祝う行事がありました。 「帳祝」(ちょういわい) 、「帳書」(ちょうがき) 、「帳始」(ちょうはじめ) 、「新通」(しんかよい) とも言います。 紙を白元結(しろもとゆい)か紙縒(こより)で綴じて、 大福帳や水揚げ帳、金銀出入帳などを 作りました。 当日は「鏡開き」「蔵開き」とも重なっており、 雑煮を振舞ったり、酒肴を用意したりと 楽しいことも多く、 謡 (うたい)・木遣 (きやり) も披露されたそうです。 www.linderabell.…