古本屋で見かけて購入した。著者は朝日新聞の論説委員(ウィキ情報)だった中条一雄さん。先日亡くなった賀川浩さん(サンケイスポーツ)、牛木素吉郎さん(読売新聞)とともにサッカー記者の草分けとされる人物だ。余談だが、この3人、いずれも90代まで生きている。賀川さんにいたっては月末まで存命だったら100歳に達するところだった。定年後も、教鞭を執ったり現場に出ていたりしていたのが、長寿の秘訣だろうか。 「たかがスポーツ」。挑発的なタイトルだが、むしろ刊行当時の方が反感が強かったのではないか。現在では高いレベルでスポーツができるのも「人生の一期間」と割り切っている人が多いと思う。もちろん、マラソンなり球技…