人間は必ずしも合理的な選択ができるわけではない。だから、経済の専門家たちは、人間を合理的に動かすよう制度によって人間を縛るわけである。 また、経済というのは、物質的な面で人間社会の基盤をなしているので、すべての人が異なった実感と意見、一家言を持っている。だから、消費税増税などといった政策論となると、多くの異なった立場の人々によって激しい議論がなされるわけである。(経済の専門家に素人が文句を言う様は、たまに指摘が正しかったりすることも含めて、スポーツ選手と観客の構図と似ているなと思ったりする。) このように、経済学の魅力は、専門知のハードルの低さにあるわけだが、今回は、私が一家言を持っている教育…