珍しく鉄道に関係のないタイトルの話題を書きましたが、これも実はちょっとだけ八王子線の設立経緯に関係しているお話です。 日本でも有数の貿易港として商工業が発達し隆盛を誇った明治~大正期の四日市港を持つ四日市市でも、他の地域同様早くから地元の実業家らによってそういった地域商工団体の前身が複数発足・設立している。最終的に現在も四日市市に存在する「四日市商工会議所」の前身は、1889(明治22)年四日市の経済人の親睦組織だった「十二日会」で、その後1893(明治26)年5月に「四日市商業会議所」として発足したものということだ。目的はもちろん四日市市内の商工業の永続発展を目指すものであるが、その頃には既…