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図書館情報学

(読書)
としょかんじょうほうがく

図書館学に情報学が付け加わった研究領域(『図書館情報学用語辞典』丸善)。1960年代に米国で図書館学専攻が図書館及び情報学(library and information science)と改称されたのにならったもの。そのためこの呼称はlibrary and information scienceの訳語として始まり、その頃、図書館学から改称した慶応大学の専攻では図書館・情報学と、図書館学と情報学は並列的であるとして中黒(・)つきで表記する。当時は中黒つき表現について議論があり、また文部省の係名称等から由来する「情報図書館学」なる呼称もあった。これら3つの表現は専門外からは同じとみなしてよい。情報図書館学という表現は1990年代から廃れている。中黒つきとなしはで意味内容は微妙に異なるとされるが、しかし両者の違いはあまり明示的に議論されたことはない。1990年代から中黒なしが優勢を占め、1953年に発足した日本図書館学会*1が「日本図書館情報学会」に改称したのは1998年である。

*1:戦中期の同名団体とは違う団体。参考:書物蔵「ホンモノの「日本図書館学会」と「日本図書館研究会」(あったかもしれない大東亜図書館学;1)」『文献継承』(16) p.1-7(2010.5)

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