〈前回からの続き〉 blog.railroad-traveler.info マニ44は1978年から製造が始められました。 既にこの頃の国鉄は、財政事情は火の車の状態でしたが、老朽化が激しくなった旧型の荷物車をそのまま運用し続けることは、補修用部品の入手も困難になり、検修の手間も増えて運用コストの増大を招いていました。できる限りそうしたコストを減らして収益を上げるためには、新車の製造もやむを得ないという発想でマニ44の新製を始めます。 車体はスニ40と同様に、薄厚プレス鋼板を多用したパレット対応の総開き戸となりましたが、スニ40は単に荷物室となる部分だけというほぼ貨車といってもいい構造であった…