《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info ■黎明期に開発され九州電化区間の輸送を担ったED72形 九州島内の幹線が交流による電化が進められることが決まると、1961年(昭和36年)に門司港駅―久留米駅間が電化開業したのを皮切りに、1965年までに熊本駅までが電化されました。 この電化に際して、国鉄は九州島内専用で使われる交流20,000V60Hzに対応した新たな電車となる421系と475系、そして客車・貨物列車用としてED72形とED73形を門司機関区に配置しました。 ED72形とED73形はともに交流20,000V60Hzに対応した交流電機で、ED72形は…