《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info ■豪雪地帯・日本海縦貫線から押し出されてきたEF70形とED74形 交流20,000V60Hzでの電化は、九州だけでなく北陸本線でも実施されました。こちらは、九州の電化よりも早い時期だったので、国鉄初の量産交流電機であるED70形が製作され、敦賀機関区(後に敦賀第二機関区)に配置されて運用されました。しかし、ED70形は国鉄にとって未知の世界である交流機ということもあって、量産はされたものの施策的な要素が非常に強く、また黎明期の交流機に共通して機器類の故障などが頻発し、扱いの難しい車両でした。 一方、北陸本線の交流電…