ブルネイにいたのは1995年から1999年まで。国際交流基金派遣の日本語教育専門家として在ブルネイ日本国大使館付属日本語講座の運営を任された。日本大使館の1室を執務室としてもらい、そこで授業の準備などの業務をした。大使館講座の授業は夜7時から9時まで。勤労者や大学生などいろいろな人たちが集まった。 その後赴任したエジプト、カイロにも大使館講座はあった。これらの講座は資金の流れに問題があるという理由で順次閉鎖された。 私は単身赴任だったので学生たちと友達になり、うちでパーティーをしたり、みんなで遊びに出かけたりした。独身時代に戻ったように自由を謳歌した。 日本語講座の専任は私だけで、それだけでは…