昨日は、皇后陛下のお誕生日でした。昭和生まれの私たちでさえよくは知らないであろう言い方で「地久節」です(天皇誕生日は「天長節」)。『老子』に曰く、の、「天長地久。天地所以能長且久者、以其不自生、故能長生。」からきております。天は長く地は久し。天地の能く長く且つ久しき所以の者は、その自ら生ぜざるをもって、故に能く長生す(i)・・・って読み下します。 (i) 「天長節」と「地久節」。そのように設定したのはおいといて、大切なことは「天地がその様に永久であるのは、自ら生じたのではないからで、そのせいで永久であることができる」と説いているところではないでしょうか。永久であろうとする意志が無いから永久でい…