スマートフォン、自動車、医療機器、工場のロボット。私たちの身の回りにあるあらゆるハイテク製品の心臓部には、「プリント基板(PCB)」という電子回路が組み込まれています。この基板の上で、無数の電子部品が複雑な信号をやり取りすることで、製品は初めてその機能を発揮します。まさに、エレクトロニクス製品の「神経網」とも言える存在です。 今回は、この神経網を設計する「電子回路の建築家」集団、株式会社日本サーキットの決算を分析します。ソニー、東芝、富士通といった日本の名だたるメーカーを顧客に持ち、最先端のモノづくりを技術で支える同社。しかしその決算書には、売上高6億円超に対して、当期純利益がほぼゼロという意…