Windows7から導入されたエクスプローラの新機能の一つ。
別々のフォルダに分かれたファイルを一つの仮想フォルダーにまとめて表示することにより、散らばったファイルを一元管理することができる。
たとえば、フォルダAを共有フォルダ、フォルダBを自分専用フォルダとして、その二つのフォルダをライブラリAに登録すると、共有しているファイルと自分専用のファイルがあたかも一つのフォルダにあるかのように見える。
ライブラリAにファイルを作成した場合、ファイルを書き込むフォルダを設定された側に書くため、毎回どちらに書くかは指定できない。
Windows7では、標準で「ドキュメント」・「ピクチャ」・「ミュージック」・「ビデオ」の三つのライブラリがあり、自分で作成することもできる。
ある目的や規則に沿ってまとめられたソフトウェア部品の集合体のこと。「複数のソフトウェア部品をまとめた」ものであってもそのまとめ方が無目的・無規則な場合は、ライブラリと呼ぶにはふさわしくない。
ソフトウェアを作成する際、全てを1からプログラミングする場合と比べ、目的に添った出来の良いライブラリが既にあればそれを利用することで生産性を高めることが可能といわれている。
ライブラリを利用して生産性を高めるには、ライブラリが「目的に添っているか」「出来がよいか」を見極める目を育てることが必要。
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