勝小吉の25歳年上の兄・男谷彦四郎(西暦1777~1840)。信濃中之条と越後水原で代官をしていました。彦四郎さんは『夢酔独言』にも度々登場し、代官として詰めきり(赴任)したことにも触れられています。 ところが、『夢酔独言』の記述と、実際の彦四郎さんの代官任期を照らし合わせてみると、ズレがあるようなのです。 そこで、この記事では、資料に残っている彦四郎さんと、後に越後水原代官になった小吉の次兄・松坂三郎右衛門さんの実際の代官を勤めた期間と、『夢酔独言』での記述を比較し、『夢酔独言』内のエピソードがあった実際の時期を割り出してみよう!という検証をします。 ・男谷彦四郎さん・松坂三郎右衛門さんの代…