「やるべき」と大人が考えていることを、それは例えば勉強することなどだが、子どもはやりたくない。こんなとき、子どもは、「やりたくない」という気持ちに負けてはダメだと言われる。本人の気持ちがどうであれ、やらないといけない。「やるべき」というのは、“みんな”が言っていることなのだから。 やりたくない勉強を嫌々やっている子を見ていると、ほとんど考えることなく、機械的に暗記していたりする。形だけやっているので、身につくことも少ない。型から入って分かっていくことも勿論あるけれど、勉強をますます嫌いになっていくことも多い。人と一緒に何かに取り組むということが嫌という子どももいる。そういう子どもに無理やり人と…