大正から昭和初期にかけて加賀正太郎がつくった洋館(本館)と、安藤忠雄氏設計のコンクリート打放しのモダンな建物の新館とからなる。 陶磁器を中心とする、漆器、染色、織物、日本画、西洋絵画、現代彫刻などで構成される約1000点を所蔵し、その内約100点を常設陳列している。特に西洋絵画では、モネの名作「睡蓮」がある。 本館2階のオープンカフェからは、すばらしい眺望とともに庭園の四季を楽しむことができる。
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数年ぶりの美術館と大フィルの定期演奏会 この土曜日は大阪フィルの定期演奏会に出向くことにする。ただその前に、今まで場所的に立ち寄りにくかった美術館に一箇所立ち寄る予定。 土曜の午前中に家を出るとJRと阪急を乗り継いで目指すは大山崎。つい先日も山崎を訪問したところだが、あちらは西播磨の山崎、こちらは京阪間の山崎で、かのぼっちの明智光秀と豊臣秀吉率いるその他大勢の天下分け目の合戦のあった地。今回目指すのは大山崎山荘美術館。アサヒビールが運営する美術館である。大山崎駅に到着すると、登山客らしい大型リュックを背負った客が続々と降りていく。彼らに続いて私がトボトボと降りてくると、ちょうど駅前に送迎バスが…
「大山崎のモダンライフ探訪」見学会に参加した。時折雪が降る天気のなか、聴竹居と大山崎山荘を専門家の解説付きで観て回った。ごく近い場所に建っている二つの建物。重要文化財「聴竹居」(聴竹居|藤井厚二)は建築家藤井厚二の自邸であり実験住宅(普請5度目)、登録有形文化財「アサヒグループ大山崎山荘美術館」(アサヒグループ大山崎山荘美術館)は実業家加賀正太郎の別荘。どちらも超お金持ち。藤井氏は大山崎に広大な土地を取得し、自分で水道や電気を引き道路を作り、そこに実験住宅をどんどん建て、最終的に納得いくものが出来たのがこの5番目の聴竹居。4番目の家には建ててみただけで住まなかったらしい。加賀氏は手がけた事業の…
「アサヒグループ大山崎山荘美術館」で開催中(2024年9月14日~12月8日)のアンドリュー・ワイエス展に行ってきました。 今回の展覧会で披露されるワイエス絵画は、埼玉県朝霞市にある「丸沼芸術の森」が所蔵する水彩・素描コレクション。 公式サイトで混み具合を確認して、混雑を回避できそうな平日の午後に訪問。チケットを購入するため、受付で少し待ちましたが思ったよりもすんなり入館できました。 実は「丸沼芸術の森」のワイエスコレクションは、2004年に姫路市立美術館で鑑賞済み。約20年経って再会したわけですが、やはり深く心に響きました。今回の展覧会は出品絵画が約30点ほどで展覧会としてはやや小規模。足を…
見えるものと見えないもの アサヒグループ大山崎山荘美術館「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展 追憶のオルソン・ハウス」に行ってきました(展示は2024年12月8日まで)。 こちらの美術館は、大正から昭和にかけて建てられた実業家の別荘がもとになっています。展示やコレクションのみならず、立地や建築、広い庭園など、空間全体が魅力的な美術館です。 来館者を迎えてくれるトンネル。別世界への入り口、という感じです。 トンネルを抜けて、自然豊かな遊歩道をゆっくり歩くと、美術館の建物が見えてきます。本館は、別荘として使われていた洋館。内装も凝っていて、建築だけでも見ごたえがあります(館内撮影禁止のため…
2024/2/18(日) 大山崎山荘美術館に行った。前々から行ってみたいなぁと思いつつ、なぜか行く機会がないままだった美術館。ここで藤田嗣治の展覧会をやっているということを、読者登録させてもらっているブログを読んで知り、「これは行かなくては!」と行ってきた。 初めて降り立つJR山崎駅。まずは駅前のカフェでランチ。 家庭的な味付けで美味しかった♪ 腹ごしらえも済んだところで美術館へGo!美術館は駅から距離的にはそんなに遠くはないんだけど、かなり急な登り坂。運動不足のアラフィフには厳しい道のりだった。駅から送迎バスも出ているけど、なんせ本数が少なくだいぶ待たなくてはいけなかったので、腹ごなしに歩こ…
2023年9月、アサヒグループ大山崎山荘美術館を訪れました。 大正から昭和初期にかけて建てられた大山崎山荘をアサヒビールさんが保存、美術館として再生させたのだそうです。 天王山の麓の豊かな自然の中で、和風の庭園と洋風の建築が融合している素敵なところでした。 敷地の入口はレンガ造りのトンネルです。 開館時刻に警備員さんが開けてくれる。 庭園は無料で散策できました。 鯉のいる蓮池。 躍動的な兎の彫刻。美術館に来た感! 庭園の裏手に美術館エリアがあります。 美術館はこの先。 美術館の本館。 内部は撮影不可でした。 英国風の重厚な内装やステンドグラス、かつての温室への通路だったというガラス張りの廊下な…
本日もご覧いただき、ありがとうございます。 それでは本館の方に入ります。 この玄関、たしかに『山荘』という趣です。 山手館の方に向かう渡り廊下の途中。 背景の紅葉がいいですね。 隣には宝積寺というお寺があって、その三重塔が見えます。 山手館の前の庭はこんなにきれい。 本館に2階に上がれば、バルコニーからこんな池がある庭を見下ろすこともできます。 盛りすぎたかと思っていましたが、まだこれからだったようですね(現時点ではもう終わっているでしょうね😅)。 2階にはカフェもあるのですが、その南側のバルコニーからは下界を望むことができます。 あれだけの坂を上ってくるので、遠くまでよく見渡せる。 中央付近…
本日もご覧いただき、ありがとうございます。 立冬すぎの土曜日、過ぎ去る秋を逃すまじ、という感じで、家族でちょっと出かけることにしました。 出るのが少し遅かったので、まずは目的地の近くでレストランを探してお昼ごはんから。 到着したのは『創作イタリアンArata』。 まずはオードブル。 私はオーソドックスにマルゲリータ。これ3人でシェアします。 息子は釜揚げしらすのペペロンチーノ、これも大皿に載っているものを3人で小皿に分けてシェアしています。 奥さんはボンゴレビアンコ、以下同文😊 唐辛子のピリっとした辛さがいいですね、美味しくいただきました。 デザートはバニラアイスクリーム。 カフェラテもつきま…
こんにちは、事務員です。 秋が深まる頃に伺いたいなぁと思っている場所はいくつかあって、 アサヒグループ大山崎山荘美術館もその一つです。(・∀・*) 前回はまだ残暑が厳しい9月に訪れて、 青々とした緑と、舩木 倭帆(ふなきしずほ)さんの繊細な作品に癒されました。 12月3日まで開催されている「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」へは、 出来れば会期中にもう一度行きたいと思ってたので、 これ幸いとばかりに先日伺ってまいりました。 思っていた通り紅葉やイチョウがとっても綺麗でした。 陽が当たって赤々と輝く様子は、何度見てもうっとりします。(´∀`).+゚ 気になっていた2種類の特製スイーツもコンプリー…
トトロの世界のようなトンネルを抜けると美術館は現れる。この環境的演出がツボ。 www.asahigroup-oyamazaki.com 🎨舩木倭帆について 舩木倭帆(1935-2013) ・島根県松江市の布志名焼ふじなやき窯元の家に生まれ。 ・島根大学在学中にガラス工芸を志すようになり、卒業後は大阪の清水硝子製造所 ・その後、東京の各務かがみクリスタル製作所に勤めながら 、同社の伊藤孚いとうまこと氏とともに自由な創作を目指して共同窯を築く。(北九州) ・1987年、広島に工房「グラスヒュッテ」を設立して活動。 🎨舩木倭帆展。 花瓶 、皿 、鉢 、グラス 、茶碗……、舩木が生涯手がけたのは暮らし…