日本ケミファと大日本住友製薬は9日、日本ケミファが研究開発中の新規抗うつ・抗不安薬候補化合物「NC-2800」に関する共同研究開発契約を交わしたと発表しました。契約金などの経済的条件は明らかにしていません。これにともない、大日本住友は近く開始する第1相臨床試験(P1)に加わり、日本ケミファとともに実用化を目指します。 NC-2800は、日本医療研究開発機構(AMED)の支援の下、日本ケミファを中心に研究開発を進めています。新規作用機序を有する化合物で、依存性が見られないなど安全性が高い一方、有効性にも優れるという特性を持ちます。同社によるとバランスの良い化合物としてAMEDからも評価を受けてい…