東京・人形町(水天宮前)の三原堂本店から大正11年に暖簾分けした神田三原堂は東京でも有数の老舗の一つだが、これまで暖簾をくぐったことがなかった。 神田駅東口からすぐ、というのがへそが少し曲がったあんこ狂にとっては、避けていた気がする。 今回、思い立って敷居をまたぐことにした。 店構えが素晴らしい。 近くの「甘味処 竹むら」ほどの歴史的な木造建築ではないが、セピア色のある種モダンな、縦に細長いビル(大正・昭和のモダニズムの匂い)にあんこハートがときめいた。 木製の古い看板。「三原堂」の彫り文字。ガラス張りの店内。 店に一歩足を踏み入れると、江戸⇒東京のモダニズムの小世界が広がっていた。 ★ゲット…