資産は狙われるもの。その体験談を自分への慰めの意味も込めてここでお話ししたい。場所は私の実家である土佐清水市の出来事である。一応建前では、個人の疑惑としておく。既に偽の書類は合法的に通されてしまった。とはいえ、犯罪には違いは無いのだ。してやられたといえる。それはもう覆ることにならないからである。 伯父は私のことを慕っていて、よく私に会いに来てくれた。自分は正直に言うと、伯父を好きではなかった。戦争当時の軍事工場で4年間務めただけだ。その後は生涯先祖のお金でほぼニートだったし、雑貨屋で妻や、私の母に任せたくらいの気弱で引きこもりだったからだ。そして無細工である。しかし、お金目当ての妻はかなりの美…