『短歌パラダイス』感想の注意書きおよび歌合一日目、二日目のルールはこちらです。 yuifall.hatenablog.com 十番勝負は「芽」でした。この回、正直言って読んでて一番なんというか自分にがっかりした回でしたね…。 幾千の種子の眠りを覚まされて発芽してゆく我の肉体 (一郎次郎) 約束は三時でしたね 微熱もつ発芽月(ジェルミナール)のきみの叛乱 (七福猫) 家々に釘の芽しずみ神御衣(かむみそ)のごとくひろがる桜花かな (ぐるぐる) 幾千の種子の眠りを覚まされて発芽してゆく我の肉体 (一郎次郎) 「一郎次郎」は、おそらく恋によって肉体的に官能を得る、ということだと思うのですが、これはどう…