大燈国師

あのぶっ飛んだ一休禅師が、生涯最も深く尊崇した日本人が大燈国師（宗峰妙超 1282～1337） 大悟したあと約20年間乞食行で悟後の修行（聖体長養）をした。 その大燈国師の教えをひとつだけ。 汝ら諸人、此の山中に来って、道のために頭をあつむ。衣食のためにすること莫れ。肩あって着ずということなく、口あってくらわずということなし。ただ須らく十二時中、無理会の処に向かって窮め来り窮め去るべし。 光陰矢の如し、慎んで雑用心すること勿れ。 （示衆法語 強調は私です） これは大燈国師の遺したうちで例外的にわかりやすい？表現で、他は内容が深いうえに漢語が難解で紹介しづらい。 仮名法語も遺るが、とっつき難いか…

「関」とは、関所、関門、玄関、入り口のこと。 大徳寺の開祖・大燈国師によると、 いったん雲門の関を通過してしまえば、 東西南北、まったく自由自在の境地である そこには主客もなければ、迷いも悟りもない、 徹頭徹尾清らかな澄みきった世界があるのみだ。 とのことです。 困難に立ち向かってるときや、節目に掛けたいお軸ですね。 ----- これも大徳寺黄梅院・小林太玄住職によるものです。 ランキング参加中茶道 ランキング参加中毎日投稿がんばり隊 ランキング参加中雑談

２０２５年は大阪・関西万博に合わせて大阪市立美術館で日本国宝展が開催される。そのテーマのひとつに大阪の国宝という項目がある。大阪市内には綺羅星の如く、美術館や博物館、有名寺院が数多ある。ただ、大阪の国宝は市内だけで所蔵されている訳ではない。南泉州の美術館が所蔵する国宝を見に行く。 南海本線の忠岡駅は普通電車しか止まらないローカルな駅で、泉大津駅で乗り換えて一駅の立地である。泉大津駅はそこそこ大きな駅だが、忠岡駅は駅前に若干の商店がある程度の住宅街である。何度か訪れているが、ほんとうに住宅街で、繊維産業が華々しかった頃に建てられた大きなお屋敷も点在している。駅から見るべき施設もなく、トボトボと歩…

2024年9月のお稽古の振り返りです。 9月は私用で富山に行きまして、普段買えないような、お茶で使えそうなお菓子を多めに買ってきましたので、ずっと同じお菓子です(^^) 石川県 加賀紫雲石。 富山土産じゃないけど石川まで行ってないのに富山駅で買えてラッキー(^^♪と思い、購入しました。 otowadou.jp いつもと違って、ちょっと寄って撮ってみました。 別の日です。 こちらは福島の自分のお稽古の帰りですね。 福島 松屋清風庵さんのお菓子と共におウチ抹茶(^^♪ これはゆいぽーとの畳ですが、お稽古の写真は撮り忘れ・・ 新潟市 丸屋本店さんの栗の薯蕷まんじゅうです。 薯蕷まんじゅうだけど、季節…

今年のGW、京都国立博物館でやってた雪舟展で雪舟の国宝《慧可断臂図》を観た。 村上隆の《慧可断臂図》は、風神雷神図と並んで、これも京都らしいモチーフと言える。 村上隆《慧可断臂》ともに 村上隆《「古都」にて「片腕」》という、これも新作が展示されていて「古都」ってキーワードと風貌から一目で川端康成とわかるのだけれど、《慧可断臂》に引っ張られて、「何で川端康成が慧可の片腕を持ってんの？」と、通り過ぎただいぶ後で、川端康成の短編に「片腕」があったのを思い出した。 こういうのを描いちゃうのはペダンティズムと言うより、川端康成の中でもこのへんてこな短編を選んでしまうのが村上隆の作家性を示している気がして…

今年の大河ドラマは『光る君へ』。 紫式部が主役です。 紫式部と言えば『源氏物語』。 京都には、その源氏物語ゆかりの地がたくさんあります。 有名どころでは京都御所・宇治などが挙げられますが、今年はそれらをなるべく多く巡ってみようと思っています。 まずは京都市にある雲林院からスタートです。 はじまりは淳和天皇の離宮・紫野院 雲林院は平安時代に淳和天皇の離宮として作られたのが最初で、文献によると最盛期には敷地が２２０メートル四方あったそうです。 のちに僧正遍昭によって天台寺院に改められたようですが、今はこじんまりとした境内ですので、過去の規模を知ると驚いてしまいますね。 昨年の夏には、近くにある雲林…

東京近辺で2024年5月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。（5/1更新） 親鸞思想の解明 日時：5/7 14:00 会場：親鸞仏教センター・Zoom 講師：本多弘之 演題：『一念多念文意』を読む 主催：親鸞仏教センター（※要申込み） 綜合仏教研究所特別講座 日時：5/8 13:20 会場：大正大学綜合仏教研究所研究室1（３号館４階） 講師：古井龍介 演題：史料から見る南アジア古代・中世初期史（全7回） 主催：大正大学綜合仏教研究所（詳細） 川崎大師仏教文化講座「弘法大師の著作に学ぶ」 日時：5/9 14:00 会場：川崎大師教学研究所講堂 講…

京都府京都市北区紫野大徳寺町にある「大徳寺」というお寺を訪れました。 京都市営地下鉄の北大路駅から西の方向に位置しています。 大徳寺の広い境内を散歩しながら一眼レフカメラで写真撮影をしました。 ここからさらに西へ進むと、京都の観光スポットとして有名な「金閣寺」にたどり着きます。 大徳寺山内図を見ると、〇〇院というように多くの寺院があることがわかります。 ■AI解説■ 大徳寺は、京都市北区にある臨済宗大徳寺派の大本山です。1315年に大燈国師宗峰妙超によって開創されました。 大徳寺は、日本でも有数の規模を誇る禅寺であり、境内には仏殿、法堂、方丈などの伽藍のほか、20を超える塔頭が立ち並んでいます…

[0101]三勅祭の一つに数えられた例祭が9月15日に行われる神社は【 】である。(2007)[0102]源頼朝に「日本国第一の大天狗」と評された【①】は、今様集【②】を編さんした。(2009)(2014)[0103]貞観８(866)年に大納言伴善男が応天門を放火したとされる事件「応天門の変」は、国宝の絵巻物【 】の題材となった。※出光美術館が所蔵。(2013)[0104]明智光秀が最期を遂げた場所とされる明智藪は、京都市伏見区の【 】にある。(2015)(2019)[0105]醍醐天皇の皇子であった源高明の邸宅の鎮守社を起源とし、後に後白河天皇の里内裏にもなり、真田幸村の「知恵の地蔵尊」があ…