1年納めの九州場所が終った。 優勝は大関琴櫻。 14勝1敗の堂々たる成績だ。 大関同士の相星決戦は21年ぶりとのこと。 今場所は新大関大の里を含め、3大関全員が上を目指せる構成となったが、期待に違わずそれぞれ持ち味を出して、とても面白い場所になった。 これに続いた伏兵陣も役者が揃っていた。 再入幕尊富士は終盤、土俵際で脆さを見せたが二桁勝利は只物ではない素質を見せた。 さらには隆の勝、阿炎、若隆景、豪ノ山などの実力者も持てる力を出し切った。 長く幕内を務めている千代翔馬も十両から復帰した今場所11勝。 休場力士も少なく、全体的に活気ある見ごたえのある場所だった。 そんな中、優勝した琴櫻は終始落…