ビジネスに契約書は必要。 ところが日本で交わす契約はセレモニー的なところあって、 ビジネスを始めることが決まったあとで契約をしている、 というのが実態です。 なぜ、そんなことになるのか。 一つは日本人の同質性。 日本人の高い同質性は、 契約を交わすことなくお互いに察し合うことができます。 そんなこと言わなくても分かっている、 と言われるように、 契約書を交わすことで契約に水を指しかねません。 そしてもう一つは成文法が充実していること。 契約は当事者同士を縛るものです。 かりに契約書を外れて民法典のお世話になった場合でも、 おおよその結論を予め知ることができます。 このことは外国でビジネスをする…