仏生会(灌仏会)と甘茶の誕生仏供養 テントウバナ・タカバナ ― 花とともに神を迎える 田の神が山から下りてくる日 若狭地方の記憶 ― テントウバナの風習 故郷・鹿児島では四月四日に嶽参り 結び:花を立て、神を迎える 四月八日は釈迦の誕生日とされ、日本各地の寺院では仏生会(ぶっしょうえ)や灌仏会(かんぶつえ)の法会が行われます。 しかし、この日をめぐる行事は仏教だけにとどまらず、地域ごとの信仰や暮らしの知恵と結びつき、独特の風習が今も各地に残されています。 若狭地方で見られた花飾りの風習、そして私の故郷・鹿児島で四月四日に行われていた「嶽参り」の記憶を交えながら、春の神仏習合の風景をたどってみた…