いずれは破局するかも 野原広子の漫画『離婚してもいいですか?』(KADOKAWA、2014年)を読みました。 私は過去に同じ作者による『消えたママ友』(KADOKAWA、2020年)と『ママ友がこわい』(KADOKAWA、2015年)、そして『妻が口をきいてくれません』(集英社、2020年)を読みました。感想はそれぞれこのブログに書きましたが、ママ友をテーマとした前者二作は共感できず、それらに比べると夫婦をテーマとした後者は良かったと思いました。 さて本作。三作中で比較的良いと思った『妻が口をきいてくれません』と同じく、夫婦をテーマとしたものです。 主人公である妻は夫との間に二人の子をもうけ、…