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姫田忠義

(映画)
ひめたただよし

1928年神戸生まれ。民族文化映像研究所民映研)所長。ドキュメンタリー映画監督。映像民俗学者。
底したフィールドワークを基礎とするその活動は、日本記録映画史においてもユニークな立場を築き、海外の研究者からは「映像人類学」と捉えられている。
フランスのコレージュ・ド・フランスとの共同作業やハーバード大学での講演・上映会など、姫田忠義と民族文化映像研究所のフィルムは世界各地にも出かけている。
著書も多数。
代表作に「山に生きるまつり」「アイヌの結婚式」「イヨマンテ」「周防猿まわしの記録」「越後奥三面」など。なお、彼の映像作品は「上映会を行う団体」のみに販売されており、一般個人向けには販売されていない。

弟は、中国近現代史研究者の姫田光義
息子は、ミュージシャン、民映研作品プロデューサー、民映研ブログ「民映研ジャーナル」担当の姫田蘭
また、別の息子(兄)は、フルート奏者の姫田大

略歴

戦争中、特攻隊員となるが、生き残る。旧制神戸高商(現神戸商大)卒。
1954年上京して、新劇活動、テレビのシナリオライターのかたわら、民俗学者宮本常一に師事。
1961年から映像による民族文化の記録作業をはじめ、76年民族文化映像研究所設立。以来、同研究所所長。
1975年、フランスのコレージュ・ド・フランスの人類学教授、ジャック・ルフィエが「アイヌ文化研究」のため来日。「アイヌ以外にも、アイヌと共通する文化は日本に残っている」と、撮影した映像を見せ、後の「共同研究」へとつながていく。
1981年、民映研の映像を定期的に上映する上映場「アチック・フォーラム」を創設。開始日は、宮本常一がなくなった日であった。
1989年フランス芸術文学勲章オフィシエール受勲。
1998年第7回日本生活文化大賞個人賞受賞。
2013年7月29日、慢性閉そく性肺疾患により死去。

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