発達障害という言葉には、脳に何らかの客観的な、解剖学的な、組織学的な、異常があって、その脳内の異常から、成長や生活に問題を生じる場合と、脳に何らかの客観的な、解剖学的な、組織学的な、異常が全くないのに、ただ単に親が子育てをする際に難しさを感じる場合とがあると判断しています。 子供の不登校問題を扱っている者として、後者の場合には、私は発達障害という言葉を使うこと自体、子供の人権を否定して、子供の成長の可能性を、否定していると考えています。 文科省の発達障害の定義「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年…