臓器としての脳の内部を指す言葉。転じて、本人の頭の中にだけ存在する想像、妄想。
脳科学などの分野で、臓器としての脳の内部を指す言葉。
用例:脳内神経系,脳内麻薬物質,「脳内革命(書名)」,「脳内現象(書名)」,「脳内エステIQサプリ(番組名)」など。
例文:
「人間の脳内で起きる現象には、未知の部分が多い」
「人間が目でとらえた情報は、過去の経験などを元に脳内で処理され、補完された形で認識される」俗語としての「脳内」
脳が人間の精神活動を司ることから転じて、「心の中」のこと。
「想像」と「妄想」の中間程度のニュアンスを持つ(または、「妄想」そのものの婉曲表現である)。多くの場合、「客観的には存在しない、本人の頭の中にだけ存在する」といった否定的な意味合いで、やや揶揄的(または自虐的)に用いられる。
用例:脳内補完,脳内彼女,脳内恋愛など。例文:
「いや、それはお前の脳内だけで起きてる現象だから」(=「思いこみ/妄想だ」)
「作中で語られていない過去の設定を私の脳内で補完すると……」(=「(勝手に)想像すると」)